スタートアップ=成長
スタートアップは急成長、一気にスケールするものとして設計されている会社。
スモールビジネスでは急成長ではなく、着実な成長になる。
企業の様々な形態のうちの一つがスタートアップ。
求められる成長は1年間で3~100倍の成長。


急成長できる理由
不確実性に賭けているため。
既存企業は不確実性をマイナスに捉え失敗を避けて参入はしないが、スタートアップにとっては失敗する可能性よりも大成功する可能性のプラスに捉えている。
不確実性が引きおこる
- 急激な市場の変化
規制や大きな変化によって顧客の課題や環境が変わりつつあるなど
- A
- B
c
- B
- A
- 急激な顧客の変化
→社会環境の変化で顧客の行動が大きく変わったり、何かの事件で課題が一気に顕在化するなど
- 急激な技術の普及や発展
→新技術や新プラットフォームの誕生、技術の急激なコストの低下
特にテクノロジは急激な進歩を遂げるときがあり、市場や顧客行動にも影響しやすいためテック系スタートアップが多くなる。
リスクが高い領域は大企業が入ってきづらいため競争が少ないが、不確実であるがゆえにほとんどが失敗する。
VCから出資を受けたスタートアップですら3~40%が会社清算、7~80%が期待外れ、90~95%が計画未達。
大きく2つの失敗リスクがあり、1つか両方を選ぶことが多い。
①マーケット(市場)リスク →市場に受け入れられるかどうかわからない。 ・ニーズや課題があるか ・市場は大きいか ・規制など
②テクニカル(技術)リスク →解決策に必要なものが技術的に実現可能かどうかわからない。

リスクが高い領域は大企業が入ってきづらいため競争は少ない。
しかし不確実であるがゆえにほとんどが失敗する。
VCとは
スタートアップに投資をする人や機関のこと。
投資を行い株価を成長させてリターンを得るのが目的。
スタートアップは失敗率が高いが、急成長すると大きな利益が出るかもしれないから投資する。
VCは株式による投資で儲けようとしている。
成長(ユーザー増加や売上アップなど)すると、企業の価値が上がったと見做され時価総額も上がる。


ここでVCが投資をする

更に事業進捗することで企業価値がさらに上がり時価総額が上がる。

さらなる事業進捗で上昇した時価総額をベースに新しい投資家が投資する。

スタートアップの急成長に合わせて時価総額と株価がどんどん急上昇する。

VCはいくら投資するのか
数百万円から数十億円まで、ラウンドごとに区切って投資をする。
A種優先株を発行するときに「シリーズAラウンド」などと呼ばれる。
- ブーストトラップ 自己資金で行い投資を受けていないフェーズ。 プロジェクト段階でもある。 できるだけここで続けた方が良い。
- プレシード(エンジェル) シードの一個前のラウンドということでシードラウンドと呼ばれる。エンジェル投資家から投資を受けるとエンジェルラウンド。
- シード シード=種 VCから投資を受けることが多い。 製品開発がある程度終わり成長仮説検証手前くらいまでのフェーズ。
- シリーズA 事業拡大のためのお金を集めるラウンド。 従業員が急に増えるのはこれ以降のタイミング。
- シリーズB 更に事業拡大していき、競争優位性を確立させていくフェーズ。
- シリーズC後 さらなる成長や国際展開など考えるフェーズ。


ソフトウェア系のスタートアップが多い理由
非常に大きく成長するための要素は、
①多くの人が求めるものを作らないといけない
②それらすべての人々にサービスを提供しないといけない
ソフトウェアはコピーにコストがかからずスケールしやすいビジネスになりやすい。しかし、人が欲しがるものを創るためのニーズの把握が難しい。
だからこそ初期のスタートアップは人が欲しがるものを作ることにフォーカスする。人が欲しがるものが作れたら、ソフトウェアはスケールできる。